五十肩(肩関節周囲炎)と経絡
- 2021年08月09日
- カテゴリー:未分類
こんにちは、鍼灸師の陸です。
昨晩は東京オリンピックの閉会式でしたね。
コロナ禍の無観客・一年の延期など異例の大会でしたが何とか無事に終わりよかったと思います。
しかし、個人的に楽しみだった開会式・閉会式は想像していたものと異なって残念でした。。。
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【五十肩(肩関節周囲炎)と経絡】ついてお話いたします。
五十肩の症状として大きく【肩から腕にかけての痛み】【腕の動きの制限】の2つが挙げられます。
五十肩は大きく3つの病期があります。
・急性期(炎症期) : 関節に起きている炎症が強く非常に痛みを伴う時期。
・慢性期 : 急性期から1~2ヶ月ほどで移行し痛みは刺すような痛みから鈍い痛みに変わります。
・回復期 : 痛みや不快感が減少し、手が動きやすくなります。目安として3~6ヶ月程度です。
これらの期間を経て症状は変化していきます。
ここで気づいた方もいるかもしれませんが、回復期つまり治療をしなくても五十肩は治ります。
しかしなぜ五十肩で多くの方に治療を勧めるのでしょうか?
答えは運動障害が残るからです。
運動制限(可動域制限)によって日常生活に支障が起きるのを防ぐために効果的だからです。
ではこの五十肩、東洋医学ではどのように考えるのか。
基本的には経絡の障害として考えます。
◇腕の親指の内側を流れる〝肺経〟が不調ならば腕を後ろに回す動きに制限がかかります。 ◇腕の薬指の外側に沿った〝三焦経〟親指の外側を通る〝大腸経〟に不調がある際は腕が上がらなくなります。
実際の症状としては3つの経絡の複合がもっとも多いです。
大切なのは患部を温め過ぎず、冷やし過ぎず。そしてある程度動かし治療や運動を怠らないことが大切です。
先に述べたように治療をせずとも五十肩は治ります。
しかし可動域など日常生活に於いても支障が大きいので、早めの受診をおすすめ致します。
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