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東洋医学と不眠(+不眠症とうつ)

  • 2021年07月04日
  • カテゴリー:未分類

こんにちは、鍼灸師の陸です。

本日は不眠症についてのお話です!

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《不眠症》は今や日本の国民病ともいわれており、5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」、60歳以上の方では約3人に1人が睡眠問題で悩んでいる現状があります。

不眠の症状には4つのタイプに分けられて、寝つくのに2時間以上かかる「入眠困難」、夜中に何回も目が覚める「中途覚醒」、朝早く目が覚めてその後寝つけない「早朝覚醒」、十分に眠った気がしない「熟眠困難」があります。

不眠症を東洋医学で考えると、どのようになるか詳しくお話致します。

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東洋医学から考える不眠は精神を司る〝心〟の不調による〝心〟の気・血バランスの乱れ・不安定になることで生じます。


また、〝心〟と関係が深い〝肝〟`が原因である不眠もあります。

具体的に


痰熱(落ち着かない、何度も起きる、げっぷや胸のつかえ、眩暈など)


肝鬱化火(夜中目が覚める、イライラなど怒りっぽい、頭痛や眩暈、耳鳴りなど)

心脾両虚(不安感、寝付けない、顔色が悪い、疲れやすい、食欲不振など)

心腎不交(寝付けない、よく目が覚める、焦燥感、耳鳴り、膝や腰の怠さなど)

といったものが挙げられます。

原因としては、


痰熱は暴飲暴食などで消化・吸収不良(脾・胃の不調)により体内の水分が痰になり、ここが熱を持つことで心身の安定阻害して起こります。


肝鬱化火は怒りや抑鬱など気の調節が失調することで、心神の働きが乱れて興奮状態になりじっと寝てられなくなります。


心脾両虚は〝心〟と〝脾〟の機能低下により、神(心の機能・働きのこと)が心におさまらないことで、不眠を呈する。
この不眠はすぐ寝付くがよく目が覚めて半覚醒の状況が多くみられます。


心腎不交はその名の通りお互いが補い合っている〝心〟と〝腎〟の関係が崩れることで起こる。
中でも、
①慢性病、疲労、性生活の不節制。
②精神的な緊張や情緒の変動。
の二つが原因としてあげられます。


不眠といっても色んなタイプがあり、何が原因として今起こっているのか。
ここをしっかり見極めること必要がです。

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不眠症はうつ病の基本症状としてみられますが、継続した不眠症によってうつ病を発症するリスクがあります。

コロナ禍では自律神経由来の症状を発症されているかたが増えていますが、不眠症の症状を感じた際はぜひご相談下さい!!

鍼灸施術では薬に頼らない不眠症の改善が期待できます!!

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

鍼灸師 陸

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